今日の天気予報は一日雨です。
毎日自転車で出勤をしている僕は、雨が降ると電車で通勤する事になります。
僕が出勤する時間帯がラッシュではない事が、
満員電車と言うある意味日本独特のストレスを感じない唯一の幸せであります。
しかし、たまに時間帯によっては満員電車に乗る事もあります。
先日その満員電車の中での出来事。
何とか僕一人が入れるスペースを見つけ、
先に乗っていた人達の顔色を伺いながら体を上手く反転させ乗り込みました。
ドアが閉まると人の体温、車内の湿度が手伝って、イライラが車内に充満します。
子供の頃に楽しんでやっていた「おしくらまんじゅう」とは程遠い、
他人様と体を近づける&スペースの取り合いが、
車内のあちらこちらで見受けられます。
その中でも、恰も満員電車を楽しんでいる様な、
目を瞑ってまるで仏様の様な涼しい顔をした方もいらっしゃいます。
目を開けていれば、薄くなったサラリーマンの方のツムジがあり、
右を向けば、クリクリにかけたオバ様のパーマヘアが鼻をくすぐり、
左を向けば奇麗なお姉さんと面と向かう形になり気まずい空気が流れます。
そんな時はやや上を向いて、しょうがなく東京を走る沿線などの線路図を見て、
次の駅に着くのを今か今かと待ちます。
と、ふと気付くと、
僕のお尻に何か違和感を感じ、
(痴漢か?)
(いや、それにしても人の体温を感じない)
(いや、そもそも僕は男だ)
(それとも勘違いをしているのか?)
と色々考えました所、
どうやら僕の後ろに立っておられる方の傘が、
僕のお尻に直撃しているようです。
その日はとても雨脚がひどい日でした。
だからでしょうか?瞬く間に傘に付いていた雨が、僕のお尻に染み込んでいるのが分かります。
どうしたものか。
満員電車というものは、なるべく体を無理に動かさないと言うのが僕のセオリーであります。
そう言う時に限って隣の駅は遠く感じるものです。
イラッとする気持ちを抑え、
何とか次のホームに着いて気持ちを切り替える事にします。
満員電車では、いかに広い心を持ち、他人様を思いやる気持ちを持つ事が、
これまた僕のセオリーでもあります。
後で気付いた事ですが、
その日僕はベージュのチノパンを履いていたせいもあり、
お尻にくっきり丸く、水たまりのような後が付いておりました。
今日も雨の予報ですので、
おそらく電車で通勤することになりますが、
二度とこのような事がない様に心がけて電車に乗りたいと思っています。
では皆さん、良い週末をお過ごしください。
「N」