昨日、渋谷ガストにこもり、
一気に読み干しました。
『向日葵の咲かない夏』
著 道尾 秀介
休みという終業式の日、小学校を休んだS君の家に寄った僕は、彼が家の中で首を吊っているのを発見する。慌てて学校に戻り、先生が警察と一緒に駆け付けてみると、なぜか死体は消えていた。「嘘じゃない。確かに見たんだ!」混乱する僕の前に、今度はS君の生まれ変わりと称するモノが現れ、訴えた。―僕は、殺されたんだ。半信半疑のまま、僕と妹・ミカはS君に言われるままに、真相を探る調査を開始した。
ですって。
本好きな人達が必ずおススメに挙げるこの一冊。
なんというか、びっくりですね。
読み終わり、何度も読み返してしまいました。
巧妙な会話の中のトリック。
読んでいく度、自分の中の推測を裏切り続けられる感覚。
ラストはもう、飲み物を飲むのも忘れ、
タバコが、灰皿の中で、長い灰の固まりとなる。
一瞬たりとも本から目が話せませんでした。
最後にあれは、どうなったのだろう?
あの時あの人は、何であんなことを言ったのだろう?
いくつかの疑問は残りますが、
圧倒的な作品でした。
是非!!
赤津